「突然Wi-Fiがつながらなくなった」
「Wi-Fiがつながらない原因がわからない」
「いろいろ試したけど、解決方法がわからない」
このようなお悩みをお抱えではありませんか?
かく言う私自身も「突然つながらなくなる」「接続が頻繁に切れる」「つながりにくい」と悩んでいた一人でした。
本記事ではWi-Fiがつながらなくなり困った経験、実際に解消した方法を踏まえ、
- Wi-Fiがつながらない原因4つ
- Wi-Fiがつながらない時のチェックポイントと対処法7選
- 全ての対処法を試してもWi-Fiにつながらない時の3つの解決策
について解説します。
この記事を読むことで、膨大な時間をかけて結局解決しない、そんなお悩みを解決できるでしょう。
ぜひ最後までお読みください。
もくじ
Wi-Fiがつながらない原因4つ
Wi-Fiがつながらない原因は主に以下4つです。
Wi-Fiがつながらない原因がわかれば、とるべき対策がわかります。
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.パソコンやスマホなどデバイスの問題
パソコンやスマホなどデバイスの設定・状態に問題がある可能性があります。
特に他のデバイスが問題なくつながっている場合、意図しない設定や一時的な不具合が原因でWi-Fiがつながらない場合があるのです。
例えば、以下のケースです。
まずは簡単な設定のオンオフの確認、再起動を試してみましょう。
2.通信機器・ネットワークの問題
パソコンやスマホに問題がなく「ネットワークに接続できません」と表示される場合、ルーターやONU(光回線終端装置)などの通信機器・ネットワークに問題がある可能性があります。
ONU(光回線終端装置)とは?
光信号とデジタル信号を相互に変換する装置。例えば、Webページの表示や動画の視聴など、インターネット上からパソコンやスマホにデータを受信する際に光信号からデジタル信号への変換を行います。
ケーブルが抜けていたり、通信機器・ネットワークに接続エラーが起きていると、パソコンやスマホの設定を見直してもつながりません。
例えば、以下のケースです。
ルーターやONUなど通信機器の確認を行い、問題がないかチェックしましょう。
3.光回線・プロバイダ側の問題
パソコンやスマホ、ルーターやONUなど通信機器に問題がない場合は、光回線・プロバイダ側に問題がある可能性があります。
以下のように光回線やプロバイダが原因となっている場合があります。
利用している光回線・プロバイダの公式サイトやSNS、サポート窓口などで問題が発生していないかを確認しましょう。
一時的な回線混雑やメンテナンスであれば、時間の経過とともに自然に解消されることがほとんどです。
4.お住まいの構造の問題
パソコン・スマホ、通信機器・ネットワーク、光回線業者に問題がないようであれば、お住まいの構造が原因でつながらない可能性が考えられます。
以下のような原因でWi-Fiがつながりにくくなる場合があるからです。
「Wi-Fiルーターからの距離が遠すぎないか」「壁やドアなど遮るものが多くないか」など現在のお住まいの構造の状態を確認しましょう。
Wi-Fiがつながらない時のチェックポイントと対処法7選
Wi-Fiがつながらない時のチェックポイントと対処法は以下の7つです。
それぞれ詳しく解説します。
1.スマホやパソコンの設定確認・再起動
パソコン・スマホなどデバイスの設定確認や再起動を試してみましょう。
設定の見直し、再起動を行うことで解消される場合があります。
まず、次の設定を確認しましょう。
各種設定のオンオフ、無関係な他のWi-Fiにつながっていないか確認をしたうえで、問題がなければ、再起動を試してください。
大抵の問題は、これで解決することがほとんどです。
2.セキュリティソフトをオフにする
パソコン・スマホなど特定の端末だけがWi-Fiにつながらない場合、セキュリティ対策ソフトが原因となっている可能性があります。
一時的にセキュリティソフトをオフ(無効化)にしてWi-Fiがつながるかどうか確認しましょう。
特にパソコンに多い現象ですが、セキュリティソフトのネットワーク保護機能によりWi-Fi接続が遮断されている場合があります。
例えば、以下の通りです。
セキュリティソフトの設定をオフにするか、ファイアウォールを無効化した状態でWi-Fiにつながるか確認してみてください。
接続を確認した後は、安全のためにもセキュリティソフトを再び有効化しておきましょう。
3.ルーターやONUの状態の確認と再起動
Wi-FiルーターやONU(光回線終端装置)の状態を確認しましょう。
以下が原因でつながらない場合があるからです。
ケーブルが外れていたりした場合は、正しく接続してください。
また、通常とは違う色が点灯や点滅している場合は、まず再起動を行いましょう。
例えば、ソフトバンク光の光BBユニット(ルーター)のケースです。
これらの状況が確認できた場合、エラーが起きている可能性があります。電源コードを抜いて、10秒程待ってから再度差込んで、つながるかどうか確認してみてください。
なお、ご利用の通信機器によってエラーの判定が異なりますので、詳細については、インターネット検索や取扱説明書で確認しましょう。
4.接続設定の初期化や更新を行う
ルーターやONU通信機器の再起動を行っても解消されない場合、Wi-Fiルーターを初期化することも一つの方法です。
工場出荷時の状態に戻す初期化を行うことで、Wi-Fiにつながる場合があります。
例えば、ソフトバンク光BBユニット2.4を初期化する場合、ルーターの「リセット」ボタンを10秒以上長押しします。さまざまなランプが一時的に点灯しますが、回線ランプが緑点灯になると初期化が完了です。
ここまでのステップを試して解消しない場合は、初期化、再設定を行うことで、Wi-Fiにつながるかどうか確認してみてください。
また、あわせてルーターのファームウェアの更新がないかもメーカーの公式サイトで確認しましょう。最新バージョンにアップデートすることでつながることもあります。
5.通信障害・メンテナンスなどの状況を確認する
パソコンやスマホ、ルーターやONUなどの通信機器に問題がなく、解消されない場合は、回線自体に問題がある可能性があるので、公式サイトを確認しましょう。
以下のように光回線やプロバイダが原因となっている場合があります。
Wi-Fiがつながらない原因の例 | |
---|---|
通信障害 | 2022年7月2日1:35〜4日15:00(61時間25分)、KDDIで大規模通信障害が発生。メンテナンス作業におけるルータの経路誤設定が原因。影響規模は約2,300万人。 |
メンテナンス | 日時:2023年12月14日(木)3:00〜6:00 対象:インターネット接続(フレッツ光/コラボ光) 作業内容:システムメンテナンス 影響範囲:1時間ほどインターネットが接続できない、通信が不安定になる場合があります。 |
回線が混雑 | テレビ番組を見て、アクセスが殺到。サーバーがダウン。同じ通信回線を同じ時間に使う人が増え、一時的に回線が混雑し、接続ができない状態に。 |
契約している事業者の公式サイトやサポート窓口などで確認してみてください。
6.Wi-Fiルーターの設置場所を変える
お住まいの構造やルーターの配置が原因でWi-Fiにつながらない場合があるため、ルーターの場所を変えたり、近づいた状態でWi-Fiにつながるかどうか確認しましょう。
以下のケースの場合、電波が届かない可能性があります。
ルーターの近くでつながる場合、接続自体は問題ないため、できるだけ見通しの良い場所に置いてみてください。
とはいえ、ルーターが構造上動かせないという場合もあるかと思います。その場合は、中継機やメッシュWi-Fiの購入を検討しましょう。
特に自宅が2階建て以上の場合、電波を家の隅々まで飛ばしきれない可能性があります。
中継機やメッシュWi-Fiを活用することで、電波を複数の部屋に届けられますので、おすすめです。
7.Wi-Fiを接続する周波数帯を変更する
複数の周波数帯を持つWi-Fiルーターであれば、接続先の周波数帯を変更することで、Wi-Fiにつながる場合があります。
周波数帯には、「2.4GHz」「5GHz」「6GHz」などがあり、それぞれ特性が異なるので、確認が必要です。
周波数帯ごとの特性は以下の通りです。
周波数 | メリット | デメリット |
---|---|---|
2.4GHz帯 | ドアや壁などの障害物の影響を受けにくく、電波が届く距離も長い | 家電製品でも利用される周波数帯であるため、電波干渉が起きやすい |
5GHz帯 | 家電製品の電波に影響を受けることがなく、安定した高速通信が可能 | 障害物に弱く、通信距離は2.4GHzより短くなる |
6GHz帯 | 帯域幅が広く、他の電波の干渉を受けにくく、「2.4GHz」「5GHz」よりも安定した通信が可能 | Wi-Fi 6E対応ルーターが必要 |
例えば、2.4GHzの周波数帯は、IHクッキングヒーターや電子レンジなど、多くの家電製品でも利用されているため、近くにルーターがある場合、電波干渉により電波が弱まります。
現在の状況に適した周波数帯に切り替えることでつながるかどうかを確認してみてください。
6GHz帯を利用して安定した通信をされたい場合は、Wi-Fi6E対応ルーターの購入を検討しましょう。
全ての対処法を試してもWi-Fiにつながらない時の3つの解決策
全ての対処法を試しても解消しない場合は、以下を検討してみてください。
それぞれ詳しく解説します。
1.プロの出張サポートに依頼する
いろいろ試したうえで、ご自身で解消できない場合、契約している光回線事業者に問い合わせ、プロの出張サポートに依頼しましょう。
原因の特定と確実に解決できる可能性が高いからです。
例えば、フレッツ光の場合は以下の通りです。
基本費用 | 対象・単位 | 料金 |
---|---|---|
基本作業費 | 本契約の1派遣ごとに課金 | 8,250円 |
状況診断費 | 本契約ごとに課金 | 1,650円 |
基本作業加算額 | 本契約における基本作業費を除くメニュー(状況診断費を含む)の料金額の合計が31,900円を超えた場合に、31,900円ごとに加算します。 | 3,850円 |
基本費用に加え、メニューごとに決められた技術費が必要です。※詳細については公式サイトを参照ください。
どうやっても解消しない場合は、契約している光回線事業者もしくはプロの出張サポート業者に依頼しましょう。
2.ルーターの買い替えを検討する
Wi-Fiにつながらない原因がルーターやお住まいの構造にある場合は、ルーター自体の買い替えを検討しましょう。
次のようなケースの場合、これまで試してきた方法では解消できません。
そのため、最新規格Wi-Fi6Eに対応したルーターの購入やメッシュWi-Fiの導入をおすすめします。
ルーターを買い替えることで、今までより安定した高速通信が実現できます。
特にメッシュWi-Fiは筆者の私も導入しており、メインのルーターから離れた奥まった部屋でWi-Fiがつながりにくいストレスから解放されました。
どの部屋でも安定した通信環境を構築できるので、おすすめです。
3.他社への乗り換えを検討する
利用する側に原因がない場合は、回線事業者・プロバイダの乗り換えを考えるのも一つです。
以下のような理由があれば、現在のサービスを利用しているメリットがありません。
Wi-Fiがつながりにくいといったストレスから解消されるので、乗り換えを検討しましょう。
また、割引キャンペーンやキャッシュバック特典などがもらえることで、結果的に通信コストも安くなる場合も多いので、この機会に見直しもおすすめします。
Wi-Fiにつながらない時はまず原因を確認しましょう
Wi-Fiに突然つながらない場合はまず原因を確認し、一つずつ対処法をお試しください。
特に、困ったらまずは再起動が一番手っ取り早い方法です。
全ての対処法を試しても、解決しないようであれば、契約している光回線・プロバイダに問い合わせてサポートを受ける、もしくはプロの業者に依頼しましょう。